アニメ業界に関わるなら知っておきたい「非公開作品」の知識

禁止

最近ではどんどんと制作の幅が狭まっている

アニメには表現の自由があるとは言え、ある程度の制限が課せられます。
例えば多くの人に閲覧してもらうためには小学生や中学生が閲覧すると不適とされるアダルトシーンがカットされていたり、喫煙シーンがカットされていたりという事が求められます。

特に出来上がっている作品であれば、そのまま流す事ができないとして光や煙を利用してアダルトシーンをぼかしたものであったり、ストーリー上カットできない部分については間接的な表現に差し替えたり喫煙シーンの映像を加工してタバコを黒く塗るような加工をすることもあります。
こういった作品居着いて制限がかかっているというのはアニメ映画だけではありません。
中にはコマーシャルのアニメ映像であってもこのようなカットがされるという事があるのです。

キリンチューハイ氷結Webアニメ中止問題

昨年8月にYouTubeで公開されたキリンチューハイの氷結のWebアニメが非公開とされたという問題がありました。
これはかなり物議を醸した問題でした。
中には作品に対して復活を求める声も高まっています。

このアニメは「あたらしくいこう」という事がテーマとされたコマーシャルシリーズの一つです。
アニメ制作をしたのは『キルラキル』などを手がけたスタジオ「TRIGGER」です。

この作品で問題となったのはキャラクターの年齢です。
実は酒造業界の広告基準では、テレビ広告においては登場人物は25歳以上という規定があるのです。
しかし、このアニメでは登場人物4名のうち3名が25歳未満であったという事が原因でした。

さらに、このアニメの登場人物は若者が興味を持ちやすいイラストレーターや声優といった仕事である事、ソーシャルゲームが登場しているという事が問題となっており、それが原因で未成年も飲酒に興味を持つのではないかという事で差し止められたのです。

規制の怖いところ

こういった規制があるということは自主規制という事があります。
自分たちの中で判断をして自主規制ということをしていくとどんどんとこの規制が厳しい状態となってしまい表現はどんどん制限されてしまうのです。

このような規制がどんどんと進んでしまうとこれから作る作品というのはどんどんと制限がかかってしまうという問題が出ています。
規制が進んでしまえばこのままでは最終的に何も作品を残せなくなってしまいます。

表現の自由を守るために、自分たちで表現として許される内容をきちんと吟味して制作をする事が重要です。
この規制を守らないことは自分たちが困るだけでなく同じクリエイターに迷惑をかけてしまうことになります。